25日に投票がスタートしたAKB48第2回選抜総選挙の速報結果が26日、東京・秋葉原のAKB48劇場で発表された。

 1位は前田敦子。“絶対的エース”が2連覇に向けて好発進した。得票数は6846票で、早くも昨年7月の前回最終得票数4630票を超えた。前回速報時点での得票数は1661票に比べると約4倍の得票数だ。2位も前回同様に大島優子がキープ。大躍進したのが8位に入った松井玲奈(前回29位)だ。名古屋を本拠にするSKE48からランクインした。

 今回は17枚目(8月18日発売)のシングルを歌う選抜メンバーの権利をかけた選挙だが、13枚目シングル「言い訳Maybe」の同メンバーを争った前回総選挙でも、速報で1位の前田、2位の大島は中間発表、最終結果ともにこの順位をキープした。しかし、3位以下には大きな変動があった。今回は、投票数も飛躍的に増えていることから、順位の変動は前回以上と予想される。

 この日、同劇場ではチームAの公演が行われた。平等を期すために開票にメンバーが立ち会うことはなかったが、公演を鑑賞したファンが結果に一喜一憂した。40位から発表され、昨年結果からジャンプアップしたメンバーが呼ばれると歓声が上がり、ランクを落としたメンバーにはどよめきが起こった。2位に大島がコールされると、1位の前田を確信した場内がざわめいた。

 結果はデータ会社から弁護士事務所を経由して劇場に運ばれるなど厳重に管理され、不正が入り込む余地がないよう配慮された。この後、6月2日に中間結果が発表され、8日午後2時59分に投票を締め切る。最終結果の開票は9日。メンバーにとっては運命の、ファンにとっては楽しみな結果発表になる。

 [2010年5月27日8時35分

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