女優川島海荷(16)が、来年1月14日スタートのTBS金曜深夜ドラマ「ヘブンズ・フラワー」(深夜0時20分)で、連ドラに初主演することが26日分かった。清純派のイメージが強い川島だが、冷酷非情な17歳の女暗殺者アイというダーティーヒロインを初めて演じる。アクションものも初めてで「また1歩、皮がむける作品だと思う」と、体当たりで挑む覚悟だ。

 川島は開口一番「挑戦です。初主演というプレッシャーはありますが、気合が入ってます」と声をはずませた。12月10日の撮影初日までに銃を撃つ演技に慣れるため、自宅玄関の鏡に指を突き出し「エア拳銃」で練習している。「最近、手を伸ばした方がいいと気づきました」。アイは中国人のため、中国語での演技にも挑戦する。中国語は小学2年で中国旅行をした際に勉強しており、「数字は今でも発音できます。発音が難しいので練習します」と話した。

 「ヘブンズ-」は有望な新人が活躍できる枠として、10月から始まった「フライデーブレイク」の第2弾。高成麻畝子プロデューサーは、「純粋無垢(むく)で妹的な川島さんで、イメージを裏切る暗殺者に挑戦したかった。20歳以下ではダントツの実力派で目が強い」と期待した。

 アイは新米刑事真中(荒木宏文)と出会うことで、無感情な暗殺者から感情を取り戻した人間になり、恋に落ちる。川島は「悪い役はずっとやりたかった。変身願望はあります。今までの私の姿を裏切ってやりたい。川島海荷を増やし中です」と笑みを浮かべた。

 [2010年11月27日8時0分

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