昨年8月に食道がんの手術を受けたサザンオールスターズ桑田佳祐(55)の復帰第1作となるソロアルバム「MUSICMAN」が、発売1週間で27万3000枚を売り上げ、3月7日付オリコンチャートで初登場1位を獲得した。

 桑田のソロアルバムでは88年「Keisuke

 Kuwata」、94年「孤独の太陽」、02年「TOP

 OF

 THE

 POPS」が1位獲得。今回の新アルバムで80、90、00、10年代の4年代連続での首位獲得となった。アルバムで4年代連続首位は松任谷由実(57)と徳永英明(50)が達成しているが、グループ活動と並行しての同記録達成は桑田が初めて。サザンオールスターズとしては3年代連続(80~00年代)で首位を獲得している。

 桑田は2月28日未明、レギュラー出演するラジオ番組の掲示板にメッセージを書き込んだ。26日に55歳の誕生日を迎え「いつもの年より特別な想いで迎えることができました」と報告。闘病、復帰の半年を振り返り「一度倒壊したはずの樹の根元から新しい芽がふき出すかのごとく身も心もどこか、いつの間にやら再生したような気になれた」とつづっている。

 また「世に言うポジティブ何とかで行く方が気楽…というふうな考え方に、私をしむけてくれた皆々様に、心から感謝するわけです」とファンへの感謝も示した。