女優沢尻エリカ(24)が2月28日、夫でハイパーメディアクリエーターの高城剛氏(46)との離婚届を5月16日以降に提出する意向を明らかにした。この日、都内で行われた「たかの友梨ビューティクリニック」の新CM会見に登壇。1人で約30分間の質疑応答に応じ、離婚原因にも初めて言及したほか、新婚当時の09年に夫への信頼を失う出来事があったことを明かした。一方、関係者によると高城氏は離婚を受諾する条件を満たしていないと判断しており、離婚の意思合意はしていないとの意向を示すとみられる。

 1人で登壇した沢尻は「聞きたいことを聞いてもらって構わない」と両手を広げ、報道陣の代表質問を受けた。離婚問題、週刊誌で報じられた大麻インストラクターのスペイン人男性との不倫疑惑から、女優復帰の展望まで。終始堂々と答えた沢尻だが、話が弾みすぎて、思わず離婚のXデーまで漏らしてしまった。「離婚期日は、なぜ5月まで待たないといけないのか?」と聞かれた瞬間だった。

 沢尻

 ちゃんと2人の約束で期日があって。それが過ぎたら、私の権限で離婚届を提出できる。今はスペインの公証役場に預けてまして、中立な立場ということで。で、(なぜ)5・16って知ってるんですか?

 (会場沈黙)

 あれ?

 あれ?

 ごめんなさい、言っちゃったぁ~。なかったことに…、すみません。

 自ら明かしてしまったことに気づくと、思わずしゃがみこみ頭を抱えた。「5月16日になったら提出できるんですね?」とたたみかけられると、「まだサインも押印もしてないけど、私は本当に離婚の意思は固いもので、復縁かと取りざたされたけど、私の中では決まったものが前からあって。黒幕がいるとか、誰かに言われて離婚とかは、まったくないです。彼も今でも誤解している節はありますけど、それはまったくないです」と言い切った。

 また、離婚原因についても初めて明言。結婚した09年に、すでに夫婦間には亀裂が入っていたという。

 沢尻

 いろんな出来事があって、簡単に言うと、私が彼に対しての信頼を失ってしまった。それを取り戻すことができなかったということですね。

 男女問題か仕事の話なのか、詳細を語るのは避けたが、仕事復帰と離婚問題が浮上した昨春以前の、新婚時代から原因があったと説明した。

 世間が抱く疑問に一通り答えたという安心感からか。報道陣に渡す手作り菓子について「聖女的に言えば、ご迷惑をかけたと謝りたく、悪女的に言えば、こびチョコ!」と、わざと小悪魔っぽく笑うと、すっきりした表情で降壇した。