歌舞伎俳優中村勘太郎(29)と女優前田愛(27)の長男で、2月22日に生まれた七緒八(なおや)ちゃんの初宮参りが23日、東京・浅草神社で行われた。「特発性両側性感音難聴」などで自宅療養中の中村勘三郎(55)も初孫の初宮参りに出席。昨年12月2、3日に石川県金沢市で行われた「金沢大歌舞伎」以来4カ月ぶりの公の場だったが、元気な姿を見せた。

 勘三郎の頬は、ややこけていたが、緩みっぱなしだった。外は激しい雨に加え風も強かったが、報道陣の祝福の声に「どうもありがとうございます。(雨が)すごいね。雨降って地固まる、だ」と笑った。好江夫人に抱かれた七緒八ちゃんが声を出すと、顔を近づけて左頬にキス。勘太郎も「2人の子みたいになっている」と“ジジババばか”ぶりに苦笑いした。

 勘三郎は1月初めに疲労が蓄積し、耳鳴りや目まいなどを起こして入院。2月28日に退院後も自宅療養を続けていたが、家では七緒八ちゃんをよく抱っこするなど回復は順調で、勘太郎も「父は元気になったと思う。いつもデレデレです。口にキスをしたがるけど止めてます。僕らもしてないんで」と明かした。勘三郎は「まだ耳鳴りがしますけど、まぁまぁぼちぼちですね」と話した。関係者によると今秋の復帰を目指しており、6月20日に会見を開く予定だ。

 勘太郎は「僕が父の背中を見て憧れて、芝居をしたいと思ったので、そういう風に思ってもらわなきゃいけない。しっかりしなければ」と父の自覚を新たにした。おびただしいフラッシュを浴び、カメラに囲まれても寝たままの息子を見て「動じない子ですね」と目を細めた。