韓国俳優チャン・グンソク(24)が、日本のドラマに初出演することが25日、分かった。出世作のリメーク版、TBS系連続ドラマ「美男(イケメン)ですね」(金曜午後10時)に、本人役で出演する。

 セリフはすべて日本語。台本では「すし、大好きだよ」と書かれていたセリフを、アドリブで「ウナギのかば焼き、大好きだよ」と変えるなどノリノリ。一方、OKが出たシーンでも「もう1回お願いします」と撮り直しを申し出るなど、妥協しない一面ものぞかせた。また、長めのセリフをNGなく撮り終えた時は、得意のシャッフルダンスをしながら披露するなど、“元祖”が現場を盛り上げていた。

 オリジナル版は韓国で09年に放送。天才肌のバンドリーダーを演じたグンソクのブレーク作となった。日本版はバンド「A.N.JELL」を組むKis-My-Ft2玉森裕太(21)藤ケ谷太輔(24)Hey!Say!JUMP八乙女光(20)の3人が、双子の兄の代わりに男としてバンド加入した滝本美織(19)をめぐるラブコメディー。

 グンソクは撮影を終えて「ちょっと緊張していたんですが、大丈夫でした。セリフの問題でずっと昨日は緊張していたんですが、今日はすごく楽しかったです」とホッとした様子だった。グンソクと同じ役を演じた玉森については「彼ならではのひと味違う魅力的なキャラクターになっていると思います。日本のファン・テギョン、カッコイイですよ!

 日本のA.N.JELL、すごく魅力的ですよ!」とべた褒めだった。一方、玉森は“元祖”との共演に「めちゃくちゃ緊張しましたけど、幸せな時間でした」と感激しきりだった。

 同局によると、グンソクは「作品を愛し、自分を応援してくださる日本のファンのために出演しました。番組のために使ってほしい」と出演料を辞退したという。来月2日放送。