NHKが8日夕刻に放送した、なでしこジャパンのロンドン五輪出場のかかったアジア最終予選・日本-北朝鮮の平均視聴率が、関東地区で後半に25・2%(関西16・8%)と高視聴率を記録したことが9日、ビデオリサーチの調べで分かった。前半は19・9%(関西12・4%)で、瞬間最高は、試合終了直前の午後6時20分に29・7%をマークした。午後4時30分の試合開始で後半の番組占拠率は50・3%。NHKは「五輪出場がかかった試合であることと選手のひたむきな姿が関心を集めた」とコメント。3日の韓国戦でも平均視聴率29・0%を記録していた。

 同試合が引き分けとなったため、NHKは急きょ、予定の内容を変更し、BS1で、五輪出場の行方を左右する午後8時開始のオーストラリア-中国を放送。平均視聴率は前半2・9%、後半は3・9%を記録した。衛星放送の通常の番組は0・5%前後。飛び抜けて高い数字といえる。