ジャニーズ事務所の所属タレントが参加する東日本大震災復興支援プロジェクト「Marching

 J」で集まった募金が25日、東北被災3県(岩手、宮城、福島)に届けられた。募金は今月16日までの1年間で9億2077万8588円集まり、この日はタッキー&翼の滝沢秀明(29)今井翼(30)らが、約7億2000万円の目録を各県知事に手渡した。残りの募金は、4月のKAT-TUNコンサートでのグッズ売り上げからの寄付金を加え、5月中に3県に届けるという。

 タッキー&翼の滝沢と今井は、前日24日に岩手県大船渡市、陸前高田市を訪れた。大船渡市の赤崎地区公民館は震災後にジャニーズ事務所所有の電源車が配置された。滝沢は05年にNHK大河ドラマ「義経」に主演し、ロケで岩手県を何度も訪れていることもあり、同県とは縁が深い。大船渡市の災害FMでは、滝沢の「必ず行きます」というメッセージが流されたこともあり、滝沢は約束を果たしたことになった。また、陸前高田市では2人は、海岸近くに残った「奇跡の一本松」を視察した。

 滝沢と今井は盛岡市の岩手県庁で達増拓也知事に目録を手渡した。今井は「松の木からあきらめない気持ちを感じた。前進することを忘れず、できる限りのことをしたい」。滝沢も「東北の方のハートは強い。募金活動はいったん終わりますが、Marching

 Jは復興するまでやり続けて、積極的に参加したい」と話した。