女優白石まるみ(49)が、日本の芸能人としては初の資格を取得した。インディアン・チャンピサージ(インド式ヘッドマッサージ)と呼ばれる国際資格で、13日、白石自身が資格取得までの経緯を語った。

 白石は08年に名古屋在住の1級建築士の男性と再婚した。現在は3週間おきに東京と名古屋を往復する生活で、長女でタレントの守永真彩(20)も大学3年生。2歳半から女手一つで育ててきたが、「母子家庭が長かったけど娘も大きくなって、第2の人生を歩んでいける」と今後に生かせる資格取得へ踏み切った。

 友人の相談もきっかけだった。年齢よりも若く見られる“美魔女”の白石は、若さの秘訣(ひけつ)を頻繁に聞かれるが、友人の悩みの1つに「髪の毛が薄くなってきた」があり、それを解決したいと思い、チャンピサージに行きついた。

 昨年11月に勉強を始め、3月に取得した。髪の毛を程よく引っ張り、普段動かさない頭皮を運動させることでリラックス効果を生み出す施術法で、資格取得までに20人を週1回のペースで施術。内容を5週間続けてリポートにして提出などのノルマもあり、「数回試験に落ちる人もいる」中、白石は1発合格を果たした。

 白石は82年にレコードデビュー。同期で、子供7人を育てている堀ちえみ(45)とは、現在も連絡を取る仲で白石は「子育て疲れをチャンピサージで癒やしてあげたい」と話している。【三須一紀】

 ◆インディアン・チャンピサージ

 日本では約600人が資格を持つ。マッサージという言葉は医療用語になってしまうため、ヒンディー語でヘッドマッサージを意味する「チャンピ」を使用した造語となった。開発者は全盲のナレンドラ・メーター氏で、95年に資格を発行する団体「L.C.I.C.I(London

 Centre

 of

 Indian

 Champissage

 International)」を創立。椅子に腰掛け髪をぬらさずに施術を受けられる。