女優黒木メイサ(23)が来年のNHK大河ドラマ「八重の桜」に出演することが24日、分かった。数々の連続ドラマでヒロインを務めてきた人気女優だが、大河ドラマは初出演。プライベートでは赤西仁(27)と電撃結婚し、10月に第1子を出産予定。出産後、同ドラマが女優としての初仕事になる予定で、女優復帰を国民的ドラマ出演で飾る。

 関係者によると、黒木が「八重の桜」で演じるのは会津藩士の娘、中野竹子。容姿端麗かつ幼いころから文武両道に優れ、戊辰(ぼしん)戦争では女性だけで「娘子隊(じょうしたい)」を結成。なぎなたの名手だった竹子は娘子隊の中心として、城下に攻め入った新政府軍相手に奮闘し、20代の若さで戦死した。武勇を尊ぶ会津藩武家の女性の象徴とも言われ、福島県では広く知られている。

 「八重の桜」は、同志社大を創設した新島襄の妻で会津出身の八重の生涯を描く。主人公の八重を綾瀬はるかが演じ、9月から撮影が始まる。

 黒木は数々の連続ドラマや映画などのヒロインを務めてきた人気女優だが、大河ドラマは初出演になる。今年2月に赤西と電撃結婚し、10月に第1子を出産予定。現在は出産に備えて、仕事を徐々にセーブしつつある。関係者によると、黒木は来年2月ごろから「八重の桜」の撮影に参加する予定。出産後わずか4カ月で、女優活動を再開させることになる。

 また、3年前に黒木との交際が伝えられた中村獅童(39)が、会津藩家老役で出演することも内定した。現時点でNHKから発表された同ドラマの出演者は綾瀬だけだが、今月中にも第1弾キャストが正式に発表されると同時に会見が行われる予定。黒木、獅童の2人は、第1弾キャスト発表会見に出席する方向で調整中。会見では黒木、獅童をはじめ大勢の豪華キャストがお披露目されるものとみられる。