脱原発活動を続ける俳優山本太郎(37)が29日、自分のツイッターで結婚したことを発表した。相手は、年下の一般女性で「病院などでボランティア活動もする心優しい」人だという。

 出会った2年前から友人関係を続けていたが、今年4月末に再会した。「1カ月もたたないうちに、こうなりました」などと経緯を説明した。「未来がイメージしづらい今の世の中で、家族を持つことへの不安がなかった訳じゃない。今の僕の状況を理解した上で、支えたい、ついて行きたい、と言ってくれた変わり者」と紹介している。

 山本は、脱原発活動の影響もあってか、俳優活動による収入が、10分の1以下に激減したという。先月になって、横浜市にある太陽光発電システム施工・販売会社「ソーラーリフォーム」に契約社員として入社して話題になった。入社式出席後に「(俳優として)今の自分が使いづらいのは重々承知しているが、僕にも一定の収入は必要ですから」と話していたが、結婚を見据えての就職だった可能性もある。

 今後の活動への影響についてツイッターには、「より一層張り切って活動やりますよ。だって守る人が増えたんだから当然でしょ」と、結婚後も脱原発活動にまい進していく覚悟をつづっている。

 ◆山本太郎(やまもと・たろう)本名同じ。1974年(昭49)11月24日、兵庫県宝塚市生まれ。箕面自由学園高在学中にテレビ「天才・たけしの元気が出るテレビ!!」の企画「ダンス甲子園」出場をきっかけに芸能界入り。バラエティーから俳優に転じ、03年に映画「MOON

 CHILD」でブルーリボン助演男優賞を受賞。血液型A。