東山紀之(45)主演舞台「英国王のスピーチ」(8月24日開幕、東京・世田谷パブリックシアター)の制作発表が19日、東京・千代田区の英国大使館で行われた。周囲の支えと努力で吃音(きつおん)症を克服していくジョージ6世の姿を描く。戯曲が原作で映画版は昨年のアカデミー賞で作品賞、主演男優賞、監督賞、脚本賞の4冠に輝いた。

 東山は会見のスピーチで冒頭にバスタブから全裸で立ち上がるシーンがあることを明かした。「肌色のパンツをはくのは格好悪いと思っていたので、ちゃんとやった方がいいと思っています」と一糸まとわぬ姿で演じることを宣言。「見せ場はこれだけじゃないですが」と前置きした上で「全裸からのスタートですが、クセにならないようにしたいと思っています」と笑わせた。劇場のステージと客席が近く、「小さいのは劇場だけで良かったです」と下ネタまで飛び出した。

 妻役は安田成美(45)。夫婦間で大事なことを聞かれると、東山は「お互い思いやることが大事」。安田は「尊敬することも大事。そこから信用も生まれる」と話した。