1950年代から70年代にかけて人気を集めた歌謡ステージ「コロムビア歌謡大行進」が来春、29年ぶりに復活することが5日、分かった。昨年創立100周年を迎えたレコード会社の日本コロムビアが、記念企画の目玉「コロムビア大行進2013」として開催する。

 50年代から始まったコロムビア歌謡大行進は、年2回の公開歌番組として主に東京・渋谷公会堂で開催された。故美空ひばりさんを筆頭に所属歌手が一堂に会し、当時を代表するコンサートだった。日本テレビやテレビ朝日でも放送され高視聴率を獲得。日本テレビアナウンサーだった徳光和夫氏も司会を担当した。84年12月の開催で終了しており、今回はそれ以来となる。

 来年3月30日に東京・五反田ゆうぽうと、同4月13日にメルパルク大阪の2カ所で開く。この日までに島倉千代子、舟木一夫、都はるみ、八代亜紀、小林幸子ら27人の出演が決定。ひばりさんのコーナーも設けられる。東京は徳光氏、大阪は浜村淳氏が司会を担当。チケットは今年秋発売予定。コロムビアのCDなどに封入される応募用紙で申し込むと東京500組1000人、大阪250組500人が招待される。同社は「来年だけでなく恒例にしていきたい」としている。