タレントのスギちゃん(38)が25日、都内で行われたソフトバンクの新サービスのスタートイベントに、タレント猫ひろし(34)と出席した。自分と同じ服装と髪形にした猫を従えて登壇すると、先輩を立てようとする猫から、「スギちゃんに付いていく覚悟です!」と突然懇願された。戸惑うかと思いきや、「心強いぜ~」とワイルドにこたえた。ところが続けて、「1人では心細い。最近1人だと何をしゃべっていいか分からなくなるぜ~」と言い始め、小柄な猫を抱き寄せた。一発屋で終わりたくない。口癖のようにそう言うスギちゃんにとって、自分を盛り上げてくれる後輩の存在が心強く感じたのだろうか。

 スギちゃんは猫にとって、驚くべき存在だった。猫はマラソンでロンドン五輪出場を目指して昨年11月、カンボジア国籍を取得。その後はおもに同国でトレーニングを続けていた。今年春に日本に戻るとスギちゃんが大ブレークしていた。この日は、「名前も変わっていたし、おっぱいを着けて母乳を出す芸風も変わっていた」と低迷時代について触れて笑わせた。実はスギちゃんは昨年11月21日まで、「杉山えいじ」という芸名だった。スギちゃんは猫の思わぬ脱線トークに動揺することもなく、「こだわりなんてないぜ~。どうにでも変わるぜ~」と開き直っていた。

 スギちゃんは今月5日に行われたイベントでも、同席したアニマル浜口氏(64)と急造でコンビを“結成”して会場を沸かせた。最近ネット上で「次のネタを考えているのか?」と書き込まれることが多いというスギちゃんは「あるわけね~だろ~。そんなに簡単に思いつかないぜ~」と強がったが、「先のことを考えるのが嫌だ…」と本音を漏らして会場を後にした。【三須一紀】