東方神起、SUPER

 JUNIOR(以下SJ)らが所属する韓国の大手事務所「SMエンターテインメント」のアーティストが集結した音楽イベント「SMTOWN

 LIVE

 WORLD

 TOUR

 3」が5日、東京ドームで開催された。3回目となる日本開催には過去最多の10組56人のアーティストが出演し、4日と合わせて2公演で10万人を熱狂させた。

 SJが登場すると、グループのイメージカラーである青いペンライトが場内に一斉に点灯した。今年4月に除隊し、復帰したカンイン(27)がスクリーンに映し出されると、ドームはこの日一番の大歓声。復帰後初の日本でのパフォーマンスに、カンインは「みなさんお久しぶりです。これからもよろしくお願いします」と一礼した。

 東京ドームに11万人を動員した単独公演から3カ月。リーダーのイトゥク(29)は「みなさん元気でしたか。またここで会えてホントうれしいです」と日本最高峰の会場での再会を喜んだが、4時間を超えるステージのエンディングを飾ったのもイトゥクだった。「ずっと応援しててくれますか。みなさんありがとうございました。2年後に会いましょう!」。入隊が近いことを示唆するコメントに、ファンからは悲鳴も上がった。

 SMTOWNは08年8月に韓国・ソウルで初開催され、10年には米ロサンゼルス、昨年はパリに続き、“音楽の殿堂”米ニューヨークのマジソン・スクエア・ガーデンでも開催されるなど文字どおりのワールドツアーを展開している。これまでの観客動員数は世界55万人に達した。「違う言葉を使う人たちが、SMの音楽という言葉を通じて1つになる」。K-POP人気に沸くのは日本だけではない。SMTOWNの概念は、世界に広がっている。【今西孝江】

 ◆出演アーティスト(順不同)

 KANGTA、BoA、東方神起、SUPER

 JUNIOR、天上智喜、J-Min、少女時代、SHINee、f(x)、EXO