来年のテレビ東京系新春ワイド時代劇の内容が「白虎隊(仮題)」(来年1月2日午後5時)で、主演を北大路欣也(69)、ヒロインを黒木瞳(51)が務めることが28日、分かった。北大路が演じる会津藩家老西郷頼母と黒木が演じる妻千重子を中心とした愛と葛藤のホームドラマ。北大路の同放送枠主演は11回目で最多。黒木も最多となる7回目の同放送枠ヒロインという。

 北大路は「素晴らしい家族に見守られ、ぬくもりのある会津の人々と、国を思い、義を尽くし、真の愛を求めて生き抜く頼母。スタッフの皆さんと切磋琢磨(せっさたくま)して作品作りに参加したい」。黒木は「女性では最多出演だそうで、7チャンネルの7回目ということで燃えています」とコメントした。2度の家老職解任や戊辰(ぼしん)戦争、追放同然に会津を去るなど、西郷の生きざまを通じ、逆境の中でも生きていくことの大切さを描く。被災地福島県の復興を願うエールとして放送される。白虎隊士を須賀健太、中村蒼、西井幸人らが演じる。