俳優生田斗真(28)が弟のフジテレビ生田竜聖アナウンサー(24)とドラマ初共演することが7日、分かった。斗真主演の同局連続ドラマ「遅咲きのヒマワリ~ボクの人生、リニューアル~」(23日スタート、火曜午後9時)の初回に、竜聖アナがゲスト出演する。2人は実生活同様、ドラマでも兄弟を演じる。

 ドラマは、高知・四万十川を舞台に、平凡な毎日をもがきながら暮らす「ロスジェネ世代」の男女7人の青春群像劇。斗真は、東京の大学を卒業後、何となく都内で派遣社員として働くことになった主人公を演じる。ゲスト出演する竜聖アナは、地元の国立大学を卒業後、市役所に勤務。上京した兄と対照的で堅実な性格の弟を演じる。派遣切りにあった主人公が実家に戻ったものの、弟一家に居場所を占められていることに気付くという場面で共演が実現した。

 竜聖アナは慣れない仕事に「完全にアウェー」と不安ものぞかせていたが、実はこれまでに、斗真がせりふの練習などをする際に、相手役として呼び出されたこともあった。そうした日ごろの成果もあってか、収録ではNGを出すこともなかったという。一方の斗真は、竜聖アナが「兄がお世話になっています」とスタッフにあいさつする姿を見て「いつの間にこんなに大人になったのかと、うれしくもあり、ちょっぴりセンチメンタルな気分にもなりました」と成長を喜んだ。竜聖アナは「(兄が)いつもと違う仕事モードの顔つきだったので、3割増しでかっこよく見えました」と感心しつつ、「弟の私が言うと、うそくさくなりますが、良い俳優さんだなと感じました」という。

 2人のテレビ共演は、今年3月に放送した同局「笑っていいとも!」以来となる。