日本テレビ系「24時間テレビ36」(8月24、25日)の制作発表会見が25日、東京・汐留の同局で行われ、メーンパーソナリティーの嵐のメンバーらが出席し、二宮和也(30)が「松井(秀喜)に会いたい!」と、番組企画を打ち立てた。

 少年時代から大ファンだったからこそ、ファン目線であえて敬称は付けずに呼んだ。小学低学年の時、巨人ファンで東京ドームに足しげく行っていたが、ある日、忘れられない思い出が起きたという。

 「外野スタンドから練習を見ていたら、松井選手がボールを投げてくれて、それを僕が取ったんです。『将来あの子はスターになるんだろうな』って渡してくれたんだと思う(笑い)。特別な思いですよ」

 そのボールは現在も実家に大切に保管しており、会見に同席した田中宏史プロデューサーに企画実現を懇願。松井氏は今年、巨人の長嶋茂雄終身名誉監督とともに国民栄誉賞を受賞しており、番組側がこの提案を断る理由はない。

 他のメンバーも次々と発言し、松本潤(29)は今月22日に世界文化遺産登録が決定した富士山への訪問を希望した。「小学生の頃、車で5合目に行ったことしかない。富士山に関わるどこかに行きたい」。

 櫻井翔(31)は、間寛平(63)が10種競技にチャレンジする東京・国立競技場について「来年には改修工事に入る。僕らも08年からライブでお世話になってきた。番組であらためて見届けたい」と語った。

 番組史上初の2年連続メーンパーソナリティーだけに昨年の企画も気になっていた。相葉雅紀(30)は義足の少女、藤井美穂さんが台風で断念せざるを得なかった屋久島登山を挙げ、「もう1度チャレンジできることになったらいいな」。リーダー大野智(32)は既に「24時間テレビ」用のドラマ収録に入っており「既に夏の気分です」。残り2カ月。「番組を成功させたい」という共通の思いを胸に、5人が準備を進める。