ザ・ビートルズの日本レコードデビュー50周年記念BOX「ミート・ザ・ビートルズ〈JAPAN

 BOX〉」に対し、海外から注文が多数寄せられていることが26日、分かった。日本で限定3万セットを25日に発売。日本限定盤にもかかわらず、海外から約1万5000セットもの注文が入った。海外からの注文の半数が欧州からで、最も多いのがドイツだという。

 BOXはCD5枚入りで1万4000円(税別)。発売元は、海外で日本限定盤が人気である理由を(1)日本製の紙ジャケットは品質的に優れていると評価が高い(2)半帯や帯が付いた“完全盤”で商品価値が上がっている(3)廃盤になった初アルバム「ミート・ザ・ビートルズ」の日本独自の選曲が世界的にみても素晴らしいから、と分析する。

 ザ・ビートルズとドイツは縁が深い。メジャーデビュー前の1960年、ハンブルクで48日間演奏した。ポール・マッカートニーが愛用するバイオリン・ベースはドイツ製。発売元は「ドイツ人はコレクター気質があり、各分野で高い技術力を誇るだけに、帯にまでこだわった精巧な商品に興味を持つのは、当然の流れ」とみている。