覚せい剤取締法違反(所持と使用)などの罪で起訴されたCHAGE

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 ASKAのASKA(本名・宮崎重明)被告(56)が3日午後4時53分、保釈された。

 8月28日に東京地裁で開かれるASKA被告の初公判で一般傍聴席をめぐる抽選倍率が、史上最高となる可能性が出てきた。同地裁によると、同公判は、傍聴席42席の425法廷で開かれることが決定。オウム真理教事件など注目度の高い公判は、98席ある104法廷で開かれることが多いが、今回は小法廷が選ばれた。当日は、司法記者クラブ加盟社への割り当て分を除く約20席が一般傍聴席となる見通し。傍聴券を求めて多くの人が抽選に並ぶとみられる。

 覚せい剤取締法違反の罪に問われた酒井法子の初公判も、09年10月に東京地裁の425法廷で開かれた。当日、一般傍聴席20席に対し、抽選に6615人が並んだ。330倍。日本の刑事裁判史上最高の競争率だったが、ASKA被告の初公判は、これを上回る可能性は十分にある。

 当日の大混乱も予想される。酒井の初公判では、長蛇の列を収容できる抽選会場として、地裁に隣接する日比谷公園が使用された。地裁によると、今回の初公判の抽選方法や抽選場所など詳細は未定だが、法曹関係者は「今回も日比谷公園を使う可能性は高そうだ」と話している。

 ASKA被告とともに覚せい剤取締法違反(使用)で逮捕、起訴された知人の栩内(とちない)香澄美被告(37)の初公判も7月22日に東京地裁の425法廷で開かれる。こちらも一般傍聴券をめぐる抽選の高倍率が予想される。