KAT-TUNが2年3カ月ぶりの全国ツアー「come

 Here」を8日、東京国際フォーラムでスタートさせた。同所は02年に単独初公演を開催。当時デビュー前だったが、55万人の応募が殺到した思い出の地。中丸雄一(30)は「感慨深いです。12年前がよみがえって袖で泣きそうになりました」。亀梨和也(28)は「覚悟のスタートです」。昨秋に田中聖が専属契約を解除され、4人で初の全国ツアー。気持ちも新たにステージに立った。

 5万人前後のドーム公演が定番だったが、あえて小規模会場もツアーに組み込んだ。この日詰めかけたファンは5000人。田口淳之介(28)は「距離感がハイフン(=ファン)と僕たちのつながりを感じられる箱(=会場)だと思いました」。上田竜也(30)は「あの時はガムシャラだったけど、今回は計算されている感じですね」。LEDで光る衣装やカラフルなレーザーを駆使した演出が特徴的。それぞれステージを下りて客席に近づき、ファンとの距離を縮めた。

 亀梨は「人数は関係ない。今のKAT-TUNを提示したい。ホームでハイフンに、ちょっとHなKAT-TUNをお届けできたら」と意気込んだ。【近藤由美子】