宝塚歌劇団出身の女優愛原実花(28)がNHK連続テレビ小説「マッサン」に今月10日放送から出演する。玉山鉄二、シャーロット・ケイト・フォックスふんする亀山夫妻が住む家の家主の後妻役。愛原は故つかこうへい氏の長女で、「マッサン」で脚本担当の羽原大介氏はつか氏の弟子、家主役の神尾佑は北区つかこうへい劇団1期生だった。

 「亡くなって4年ですが、ある舞台で大道具の方から『あなたのお父さんの影響でこの仕事を始めた』と言われたり、父を意識する機会が増えました。今回も因縁というか、父に恥じないよう演じたいと思ったし、見守ってくれる気がします」

 娘役トップスターだった宝塚を10年に退団し、12年にはNHK大河ドラマ「平清盛」に天皇の妹役で出演。今回は2人の子供のいる夫に嫁ぐ由紀子を演じる。「現場はアットホームな雰囲気で、ケイトとも片言の言葉でよく話すことができました」。

 来年2月にはミュージカル「ラ・カージュ・オ・フォール」に出演することになり、「2度目なので、自分の中でハードルを上げて演じたい」と話している。