韓国の男性6人ユニットBEASTが、米俳優ジョン・キューザック(44)と俳優渡辺謙(51)が共演するハリウッド映画「シャンハイ」(8月20日公開、ミカエル・ハフストローム監督)のイメージソングを歌うことが21日、分かった。映画には日本の渡辺、菊地凛子、中国女優コン・リー、チョウ・ユンファらアジア地域から大物俳優が出演している。関係者は「アジアのオールスターのイメージを打ち出したかった。韓国スターで男らしさと優しさを持ち合わせたBEASTを起用した」と話す。

 楽曲は韓国で3週連続1位を獲得した「FICTION」。ハリウッド映画のスケールに合わせ、楽曲も壮大なオーケストラアレンジに進化させた。ジュンヒョンの日本語のラップ部分も変化している。メンバーらは14日に来日し東京・新宿でサプライズライブを行ったばかり。同曲のレコーディングは、メンバーが「納得のいく作品に仕上げたい」と、来日前日の深夜まで行われ、日本到着を14日の朝に変更したという。

 BEASTは日本でデビュー以来、シングルが2作連続でチャートトップ3に入っている。メンバーは「日本ではまだ新人である僕たちがこんなに有名な方々が出演する映画のイメージソングに参加することになり、とてもうれしい」とコメント。「日本の大俳優でハリウッドでも活躍をしていらっしゃる渡辺謙さんが出演する映画に、僕たちの曲が使われるということがとても光栄だと思いました」と話している。楽曲は、25日から同映画の予告編やテレビCMで使用され、BEASTの日本初アルバム「SO

 BEAST」(8月10日発売)に収録される。

 ◆シャンハイ

 1941年、日本軍占領下の上海に、親友の死の真相を調査する米国情報局員ポール(ジョン・キューザック)が降り立つ。調査を進めるポールを日本人将校のタナカ(渡辺謙)が追跡する。ポールが調査を進める中で、日本、中国、米国をめぐる巨大な陰謀が浮かび上がる。事件のカギを握る裏社会のドン(チョウ・ユンファ)とその妻(コン・リー)にたどり着く。米中合作。