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読んで振り返る2013スポーツ・ゴルフニュース

松山英樹がプロ1年目で賞金王

 4月にプロ転向。4月のつるやオープンでプロ入り2戦目の最速V記録を樹立。全米オープン10位、全英オープン6位と海外メジャーでも大活躍。わずか6試合の出場で米ツアーの賞金シードも獲得した。米ツアー13―14年シーズン開幕戦のフライズコム・オープンで3位。国内ツアーでもルーキー最多タイの年間4勝。史上初のルーキー賞金王に。16試合での年間獲得賞金2億円突破も最速記録。

石川遼が大不振からの復活

 1月から初の米ツアー本格参戦。しかし重度の腰痛と、それに伴う練習量低下でスランプに。特にパターが深刻な不振に陥り、開幕9戦で6度の予選落ち。賞金シード獲得に失敗し、下部ツアーとの入れ替え戦にも回った。しかし腰痛回復とパターがようやく復調し、入れ替え戦上位で13―14年シーズン出場権を確保。10月のシュライナーズホスピタル・オープンで、ツアー自己最高位タイの2位にも入った。

池田勇太選手会長に就任

 1月に国内ツアー史上最年少の27歳で就任。今季から始まったワンアジアツアーとの共同主管試合開催の準備や、被災地での復興支援活動などを選手の代表として陣頭指揮。一方、多忙を極めたことで練習量が低下し、開幕から長い間、優勝争いから遠ざかった。キャリア初の3戦連続予選落ちも。11月のマイナビABC選手権でようやく今季初勝利を挙げて男泣き。大学の後輩松山の賞金王獲得にも「まだ負けたとは思ってない」と巻き返し誓う。

森田理香子賞金女王に

 もともと実力に定評があったが、今季は開幕から6月までに3勝と圧倒的な強さを発揮。しかしその後は12戦もトップ10から遠ざかるなど伸び悩み。終盤には11月の伊藤園レディースで優勝した横峯さくらに、22試合も守り続けた賞金ランク首位も譲り渡した。しかし次戦の大王製紙エリエール・レディースで優勝し、再び首位に。最終戦のLPGAツアーチャンピオンシップ・リコーカップで約130万円差を守りきって、賞金女王となった。

横峯さくら完全復活

 5月のサイバーエージェント・レディースで2年ぶりツアーV。8月に国内女子ツアー100試合連続予選通過を達成。直後に101試合で止まったが史上最長記録。9月末以降の終盤戦2カ月で3勝と、すさまじいラストスパートで追い上げ、森田理香子と激しい賞金女王争いを演じる。最終戦のLPGAツアーチャンピオンシップ・リコーカップでは森田を順位で上回ったが、1打及ばず約130万円差で女王を譲った。

「タイガー・ルール」?

 4月のマスターズ第2ラウンド、ホールアウト後にウッズの「過少申告」が明らかになり、物議を醸した。15番パー5で第3打を池に落とした後、打ち直してボギーとした。しかし打ち直した場所が、第3打地点よりも2 ヤード も後方だったことが、スコア申告後に発覚した。「誤所からのプレー」による2罰打を加えずに申告していたため、本来なら「過少申告」で失格。しかしマスターズ委員会は2罰打を加えるだけで、失格とはしなかった。

スコット、オーストラリア人初のマスターズ優勝

 アンヘル・カブレラとのプレーオフを制して、海外メジャー初制覇。昨年7月の全英オープン選手権では、首位を走っていた最終日終盤に4連続ボギーをたたいて、エルスに逆転を許したが、この時は最終日もスコアを落とさずプレーオフに進出した。グレッグ・ノーマンが3度の2位、ジェイソン・デーも11年に2位と、オーストラリア人選手はあと1歩でマスターズ制覇を逃してきたが、ついに優勝を果たした。

朴仁妃が海外メジャー3大会制覇

 12年に初の米ツアー賞金女王になった勢いは、今季も続いた。開幕戦のホンダLPGAでいきなり勝利し、ツアー中盤戦で3戦連続優勝するなど、年間6勝と圧倒的な強さをみせた。特に海外メジャーでは、今季初戦のクラフトナビスコ選手権から、全米女子プロ選手権、全米女子オープン選手権と3連勝。これは63年ぶりの快挙だった。メジャー年間4勝、さらには全制覇の期待も高まったが、全英リコー女子オープン、エビアン選手権は平凡な成績に。それでも最終戦でペテルセンを振り切り、2年連続の賞金女王に輝いた。

リディア・コの台頭

 16歳はアマチュアとして今季米女子ツアー12試合に出場。カナダ女子オープンで連覇を果たし、メジャーのエビアン選手権でも2位に入るなど、トップ10が7回という安定した成績を挙げた。世界ランクも朴仁妃、ペテルセン、S・ルイスにつぐ4位まで浮上。これを受け、10月23日にツイッターで「大きな決断をした」とプロ転向を宣言。今季最終戦のタイトルホルダーズにはプロとして出場した。コは14歳だった12年1月に、オーストラリアツアーで男女主要ツアー史上最年少優勝を達成。15歳となった同年8月にカナダ女子オープンで米女子ツアー最年少優勝記録をつくった。

井戸木鴻樹、海外メジャー制覇

 12年国内シニアツアー賞金ランク2位の資格で出場した、5月の全米シニアプロ選手権で、日本人男子としては初となる海外メジャー制覇を達成。5打差の5位で出た最終日に65のビッグスコアをマーク。首位を走っていたK・ペリーを一気に逆転し、通算11アンダー273で2位に2打差をつけて優勝した。国内レギュラーツアーでも、フェアウエーキープ率年間1位が通算7回。誰よりもショットが曲がらない男が、海外メジャーの難セッティングで輝いた。

日本プロゴルフ協会(PGA)に激震

 3〜6月にPGAの副会長、理事が暴力団と交際していたことが発覚。2人が退会処分となるだけでなく、森静雄会長ら執行部を含む代議員が総辞職し、信頼回復へ出直しの選挙を行う方針になった。来年1月に代議員選挙が実施され、選出された理事の中から新会長が決まる。森会長は「再発防止策は信頼を受けた者がやらなくてはならない。すべてを新体制にするための総辞職だ」と説明した。

東京五輪・パラリンピック開催決定

 国際オリンピック委員会(IOC)は9月7日の総会(ブエノスアイレス)で2020年の第32回夏季五輪・パラリンピック大会の開催都市に東京を選んだ。マドリード、イスタンブールと3都市との争い。最初にマドリードが脱落。決選投票の結果、東京60、イスタンブール36と圧勝で、64年以来、56年ぶりのスポーツの祭典の招致に成功した。

柔道:暴力指導、助成金不正受給問題

 1月、女子柔道の強化選手15人が、全日本ナショナルチーム監督だった園田隆二氏をはじめとした指導者による暴力行為、パワハラをJOCに告発したことが判明。その後も、日本スポーツ振興センター(JSC)から指導者に対する助成金の不正受給、セクハラ問題なども発覚。7月には内閣府の公益認定等委員会から全柔連の上村会長への事実上の辞任勧告が出た。

レスリング:除外候補からの復活

 2月のIOC理事会で、レスリングが五輪の中核競技から外れた。五輪競技存続へ、日本連盟を中心に署名活動を敢行。吉田、浜口らが先頭に立ち、94万以上の署名が集まった。5月のIOC理事会で最終3候補に残り、9月のIOC総会で、野球・ソフトボール、スカッシュとの争いを制し、採用が決まった。

フィギュア:安藤美姫出産と復帰

 安藤は7月のテレビ朝日系「報道ステーション」で突然、第1子となる女児を4月に出産したことを明かした。昨年10月に妊娠が判明。競技生活との兼ね合いも考慮したが、出産を決意した。9月の国際試合で復帰。全日本選手権予選を経て、年末の全日本選手権で、ソチ五輪出場を狙った。

フィギュア:浅田真央の引退表明

 4月13日に行われた世界国別対抗戦のフリーを滑ったあとに「五輪という最高の舞台で、集大成としていい思いができるようにしたい」と発言。宿舎に戻るバスに乗り込む際に、報道陣から集大成の意味について「五輪シーズンが最後のつもりですか?」と聞かれ、「今はそのつもりです」と答えた。翌日14日には「将来的にはちゃんと子供が欲しい」と婚活宣言まで飛び出した。

陸上:ボルトが世界陸上で金量産。初の同種目3大会連続金

 ウサイン・ボルト(ジャマイカ)が、8月の世界選手権で100メートル、200メートル、400メートルリレーの短距離3冠を達成。200メートルは大会史上初の3連覇を達成した。これで世界選手権で獲得した金メダル数は史上最多タイ8個。銀2を合わせた総数でも男子最多のカール・ルイス(米国)の10個に並んだ。

陸上:ベルリンマラソンで2時間3分23秒の世界新出た

 昨年のロンドン五輪銅メダリストのウィルソン・キプサング(ケニア)が2時間3分23秒で優勝。2年前に同マラソンでパトリック・マカウ(ケニア)がマークした世界記録2時間3分38秒を15秒更新。5位までをケニア勢が独占。女子優勝もケニアのフローレンス・キプラガトだった。

高梨沙羅:史上初の個人総合優勝。最年少の金メダリストに

 2月の世界選手権で高梨沙羅が、W杯個人総合優勝を果たした。1回目89.5メートルでトップに立つと、2回目も最長不倒の92メートルで合計266.9点。4連勝で通算9勝目を挙げ、総合2位のサラ・ヘンドリクソン(米国)に290点差をつけ、2戦を残して総合優勝を決めた。日本勢のW杯個人総合優勝は荻原健司(ノルディック複合)に続き2人目で、16歳4カ月での達成は史上最年少での快挙だった。

体操:世界選手権で17歳の白井健三が床で金メダル

 10月の世界選手権種目別決勝の男子床運動で、初出場の白井健三(岸根高)が16.000点で金メダルを獲得した。五輪、世界選手権を通じ日本史上最年少の金メダリストが誕生した。予選で成功し、名前が付いたばかりの新技「シライ(後方伸身宙返り4回ひねり)」を決めた。

競泳:瀬戸が男子400m個人メドレー金、萩野は7種目17レースに挑戦

 8月の世界選手権男子400メートル個人メドレーで瀬戸大也(JSS毛呂山)が4分8秒69で金メダルを獲得。自己ベスト(4分10秒10)を大きく更新し、この種目で日本人で初めて世界の頂点に立った。萩野公介は7種目17レースに挑み銀メダル2個を獲得した。

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