東京都の小池百合子知事は1日、都議会第4定例会後の取材で、バレーボール会場の見直し問題で、検討を進める横浜アリーナ案実現に厳しさが増しているとの指摘を受け、「(有明開催が)決まっているからといって、それでOKとはしない」と述べる一方、「形として横浜、有明の賢い使い方があるかどうかを考え、総合的に判断したい」と指摘。こだわりをみせている横浜アリーナ案だけに固執する姿勢ではないことを、示唆した。

 その上で「IOCは既存施設を使うようにおっしゃっている。それに従っての模索だ」と述べ、IOCの意向に沿った上で、既存施設の活用を検討しているとあらためて強調した。

 バレーボール会場の最終結論を、先月29日の4者協議では「クリスマスまで」と述べたが、「24日のイブには、クリスチャンの方はお休みに入るし、取材する記者も大変。その前には」と述べた。23日は天皇誕生日、24日、25日は週末になるため、22日までの公表を目指す意向とみられる。