「記者会見波状攻撃」作戦だ! 自民党の石破茂元幹事長は24日、同党総裁選(9月7日告示、20日投開票)に向けて、地方創生に特化した公約発表会見を開いた。今月10日の出馬表明後、石破氏の会見は、17日の憲法に続き2週連続。総裁選出馬表明を26日に行う首相に先手を打つ形で発信の場を増やし、まだ「物言わぬ」首相との立ち位置の違いを明確にする戦略だ。地方創生を選んだのは、首相が地方重視の姿勢を示すために、視察先の鹿児島県で出馬表明を予定することも意識したとみられる。
第2次安倍政権で初代の地方創生担当相を務めた石破氏は、現在の地方創生政策について「否定するつもりはないが、少し勢いを失ったかなという実感を地方が持っているのが現実」と指摘。「都市から地方に(経済の)果実を波及させるのではなく、果実は地方で生み出す。そこはかなり考えが違うと思う」と述べた。中央省庁や大企業の本社機能の地方移転を促進することなどを、公約の柱にすることも表明した。
石破氏は、総裁選で政策ごとに首相と論戦できる場を求めているが、首相の外交日程も影響し、最低限の回数となる見通し。石破氏は27日にも会見を予定。発信の機会を、自ら生み出さざるを得ない苦しさもにじんでいる。【中山知子】

