自民党の下村博文元政調会長は14日、党本部で会見し、政調会長時代に世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の関連団体の幹部から党の公約に反映するよう依頼を受けていたと「文春オンライン」が同日、報じた内容について「間違った事実に基づく記事は即刻、撤回をするよう強く抗議をする」と全面的に否定した。

下村氏が第2次安倍政権で文科相を務めた2015年に旧統一教会の名称変更が承認され、これまでも旧統一教会や関連団体との接点が指摘されていた。関連団体の幹部について「統一教会の方という認識はまったくない」とし、自民党が所属国会議員に行った旧統一教会との関係について公表した点検に「追加で訂正するようなことはない」とした。