日本でのキャンプ初日を終え、「甲子園からこれだけ離れているのにたくさんの人がいて驚いた。アメリカと違ってアップから元気がある。アップとノックであれだけ楽しめたのは子どもの時以来だよ」と充実の表情を浮かべた。実戦デビューは未定だが「とにかく今は1日1日やるよ」と気を引き締めた。金本監督も期待を寄せる4番候補が、幸先の良いスタートを切った。【梶本長之】

<近年の阪神新外国人キャンプ初日>

 ◆マートン(10年2月1日)雨のため、室内練習場でフリー打撃。打ち終わると入念にバント練習する真面目ぶり。真弓監督は「アップから見ていたが、体の動きはいい。心配することはないと思う」とひと安心。

 ◆コンラッド(13年2月1日)ランチタイム特打で打撃を初披露。右打席29と左打席26の計55スイング、左で2本の柵越え。和田監督は「バットを持つと大きく見える。大きなクセもないし、ボール球を振らなかった」と高く評価。

 ◆ゴメス(14年2月11日)生まれたばかりの長女の入院で来日が遅れ、久々の本格練習。室内で40スイングし、本塁打とみられる豪快な打球が19本。和田監督も「打球音がパワーヒッターだな、と。フットワークもよさそうだね」と頼もしそうだった。