オリックスのアルフレッド・フィガロ投手(27)が開幕投手に急浮上した。27日、ほっともっと神戸のブルペンで56球を投げた。25日DeNA戦で先発し3回を投げたばかり、しかも休日明けでのピッチングは異例。登板3日前の投球練習をルーティンとしており、中4日で30日ソフトバンク戦(福岡ヤフードーム)で先発の可能性が高まった。

 当初は4月1日ソフトバンク3戦目が予定だった。しかしエース金子が腰の張りをかかえ、候補の寺原はこの日のウエスタン・リーグ阪神戦で2回を投げたが実戦が足りない状況。看板投手2人が厳しい状況で剛球右腕に白羽の矢が立った。フィガロは疲労について「3イニングしか投げていないから」。球団では外国人投手が開幕投手を務めれば、04年具台晟(ク・デソン)以来8年ぶりだ。

 なお寺原はフィガロと入れ替わり4・1ソフトバンク、金子は4月3日からの日本ハム3連戦が目標だ。