阪神藤浪晋太郎投手(20)が背水の覚悟で、今日26日ロッテ戦(甲子園)に先発する。前回20日オリックス戦では自己最短の2回6失点KO。その試合後には首脳陣から今回の結果次第で2軍調整を視野に入れるコメントも出たほど。勝負のマウンドへ、藤浪は「結果を出さないとダメ。どんな形であれ、結果として抑えられるようにしたい」と意気込んだ。

 前回登板からフォームを調整してきた。課題の1つは、投球時に踏み出す左足に、力が伝わりきっていない点。中西投手コーチと修正に取り組み「自分の感覚でどうすればいいものが投げられるのかを再確認しました」。21日には休日返上で練習し、この5日間は休みなし。コンディションを問われ「若いし、ヤワじゃないので」。笑顔が調整の手応えを表しているようだった。

 ロッテには昨年6月9日に5回2/3を投げ12安打3失点と打ち込まれた。「イメージは良くないけれど、やっているからそれなりに(打線の)イメージがある」。5月初白星で、ちらつく2軍プランを吹き飛ばしたい。【松本航】