JR西日本は9日、七尾線の新しい観光列車「花嫁のれん」の車内サービスを発表し、車内で提供するスイーツセットなどを公開した。

 石川県七尾市出身のパティシエ、辻口博啓氏の「ル ミュゼドゥ アッシュ」オリジナルセレクトで、能登紫イモサブレ、能登金時バウム、輪島発芽玄米サブレなど地元の食材を使った焼き菓子と、抹茶の生菓子を組み合わせた。ドリンクは、石川の老舗メーカー、ダートコーヒーによるオリジナルブレンドコーヒーか、加賀棒茶を選ぶことができる。金沢発和倉温泉行きの列車で提供。運賃などとは別に4日前までに食事券(2000円)を購入する必要がある。

 「花嫁のれん」は10月3日から、金沢と和倉温泉の間を約1時間20分で結ぶ。土日祝日に1日2往復運行。52席全てが指定席となる。金沢金箔が施された客席の壁など、豪華な装飾が話題となっている。

 ほかに、加賀屋が監修した車内アテンダントの和装ユニホームもお披露目された。