4月2日に最終回を迎えるNHK連続テレビ小説「あさが来た」(月~土曜午前8時)の主役波瑠(24)と次作「とと姉ちゃん」(4月4日スタート、同)の高畑充希(24)が15日、都内の同局で、ヒロインのバトンタッチセレモニーを行った。

 波瑠から「あさが来た」に登場する招き猫をプレゼントされた高畑は「びっくりぽんや」と叫んで大喜び。「すごい言いたかったんです」と笑顔をみせた。

 高畑から波瑠へは「とと姉ちゃん」の舞台となる静岡・浜松のはっぴとうな重が贈られた。波瑠は「うなぎを食べて元気を出したいと思います」と笑顔を見せた。半年間の放送。波瑠は長い撮影を乗り越えるこつを紹介。「ヒロインはど真ん中で頑張るしかない。周りのスタッフの方に彼女(高畑)を信じて、めちゃめちゃ支えて欲しい。何も気にせず打ち込める環境をつくってあげて」と語った。また「大変ですが、走りきった時に見える景色に感動すると思う。高畑さんにとって幸せな時間になることを祈っています」と語った。

 高畑は「本当に終わりがくるのかなという感じです。でも家族のシーンが多く、疲れてくるとみんな踊り出すような変な人が集まったんです。疲れた時に一緒にふざけてくれる家族(共演者)が今の支え」と語った。「とと姉ちゃん」は、亡くなった父に代わり、2人の妹と母を守るため、奮闘する女性を描く。