NHK連続テレビ小説「虎に翼」(月~金曜午前8時)の第19話が25日に放送された。情報番組「あさイチ」MC陣も朝ドラ受けした。

※以下ネタばれを含みます。

あらすじは、ハイキングで足を滑らせてしまった花岡(岩田剛典)はけがのため入院することに。花岡と言い争っていた寅子(伊藤沙莉)は責任を感じて見舞いに行くが、花岡とすれ違ってしまう。いっそ猪爪を訴えるという花岡に対し、轟(戸塚純貴)は花岡を非難する。大学に戻った花岡は梅子(平岩紙)に謝罪し、父や兄が優秀な弁護士であることへのプレッシャーを告白する。寅子も花岡と本心を語り合い、少し絆を深める2人だった。花岡は寅子に「君のことばかり考えてしまう」と告白する。

一方、寅子の家は大変なことになっていた。直言(岡部たかし)が贈賄の容疑で勾留される。

あさイチは博多華丸が舞台で欠席中だが、その代わり? でこの日は、華丸はよくモノマネする川平慈英がゲスト出演した。川平は「皆さん、錯覚ではありません」と登場、大吉は「本当の華丸さんなのか、本当の慈英さんなのか」と応じた。

ドラマは最後に直言が拘留される驚きの展開。大吉は「ちょっとふざけている場合じゃない終わり方だった」と朝ドラ受けした。大吉は「酔っぱらって帰ってきてつらそうな、何か隠しているのはありましたけれど」と言うと、鈴木奈穂子アナウンサーは「女性じゃないかとかありましたけれど」と驚いていた。

同ドラマは日本初の女性弁護士で、のちに裁判官となった三淵嘉子(みぶち・よしこ)さんをモデルにした昭和の法曹界が舞台の物語。伊藤はヒロインの猪爪寅子(いのつめ・ともこ)を演じる。

朝ドラ110作目で、三淵嘉子さんをモデルにした半生を再構成してフィクションとして描く作品。「虎に翼」は中国の法家「韓非子」の言葉で「強いものの上にさらに強さが加わる」という意味。

石田ゆり子、三代目J SOUL BROTHERS岩田剛典、松山ケンイチらが出演。尾野真千子が「語り」を担当。よるドラ「恋せぬふたり」で向田邦子賞を受賞した吉田恵里香氏が脚本。主題歌「さよーならまたいつか!」をシンガー・ソングライター米津玄師が務める。