女優広末涼子(34)がTBS系連続ドラマ「ウロボロス~この愛こそ、正義」(来年1月16日スタート、金曜午後10時)で、物語のカギを握る女性を演じることが22日、分かった。

 ドラマは、生田斗真(30)演じる刑事と、小栗旬(31)演じるヤクザの2人が、少年期に遭遇した殺人事件の真相に迫る物語。広末は、2人が育った児童養護施設の職員、結子先生役で、小学生だった2人の目の前で殺されてしまう。姉のように接してくれた先生を襲った事件の謎を追うことが主人公2人にとって、その後の生きる目的となる。さらに、形見となったネックレスが真相解明の大きな手掛かりとなっていく。

 同局の佐野亜裕美プロデューサーは、広末の役どころについて「謎が解き明かされていくミステリーの縦軸を支え、全てのカギを握る重要な役です」と話す。また、出演を依頼した理由については、「心の強さと透明感を併せ持っている広末さんにぜひ演じていただきたかった」という。初回だけでなく、謎が徐々に解き明かされていく展開に合わせて、ほぼ毎回登場する予定だ。

 広末は、衝撃的な展開からスタートするドラマの起点を支える役について「2人の心に残る、母性を感じさせる明るい優しい人であり、記憶に残る、強くまぶしい存在であることができるよう、全身全霊頑張ります」と話している。30代に入って役柄の幅を広げており、今回の異色の設定をどのように演じきるか、注目される。

 ◆ウロボロス

 原作は単行本18巻で累計120万部を売り上げる人気コミック。児童養護施設で面倒を見てくれた結子先生(広末涼子)が殺害された。犯人を目撃したイクオ(生田斗真)と竜哉(小栗旬)が警察に証言したが、金時計をした警察関係者に握りつぶされてしまう。15年が過ぎ、2人は刑事とヤクザとして金時計の男の正体を探る。