ドイツ・サッカー連盟は19日、同国代表のユリアン・ナーゲルスマン監督との契約を2026年FIFAワールドカップ(W杯)北中米大会まで延長したと発表した。昨年9月に就任し、当初は自国開催となる今夏の欧州選手権までの契約だった。

36歳のナーゲルスマン監督は「自国開催の欧州選手権で成功を収め、チームのスタッフとともにW杯に挑戦するのを楽しみにしている」とコメント。トゥヘル監督が今季限りで退任する古巣バイエイルン・ミュンヘンへの復帰もうわさされていたが、その可能性はなくなった。

ドイツ1部リーグで史上最年少の28歳でホッフェンハイムの監督となり、ライプチヒでは欧州チャンピオンズリーグ(CL)で4強入り。2021年夏からバイエルン・ミュンヘンを指揮した。就任1シーズン目は国内リーグ制覇に導いたが、2シーズン目の途中で解任された。

ドイツ代表は昨年9月9日の国際親善試合で日本に敗れるなど低迷し、フリック前監督が同10日に解任された。欧州選手権に向け、ナーゲルスマン監督の下で再出発し、先月の国際親善試合ではフランスとオランダに連勝した。