“開成の種田”安中が3安打/高校野球
<高校野球東東京大会:開成10−2科学技術>◇10日◇1回戦
東東京で横浜種田ばりの打者が活躍した。
東大合格全国一の開成が、偏差値では表せない6番・安中俊貴外野手(3年)の不思議な打撃で、科学技術に快勝した。横浜・種田をほうふつさせる、まさにガニ股(また)打法だ。
1回表に先制したが、初戦の緊張がとれない中、2回表、安中が初打席で左前にライナー性のヒットを放った。ガニ股で構え、相手投手の投球リズムに合わせて左足を少し宙に浮かせ右足に寄せタイミングを取る。そして、一気に振り抜く。安中は直後に盗塁。この安打と盗塁をきっかけに、チームの硬さも徐々に取れていった。
3回に1度逆転を許すが、開成は調子を取り戻して4回に一気に逆転。安中も5打数3安打1打点3盗塁と勝利に貢献した。3打数3安打で迎えた6回表は、応援団以外の観客からも、種田ばりの「安中」コールがわき起こった。開成は計17安打10得点の猛攻で7回コールド勝ちした。
安中は「勝ててよかった」と笑顔を見せ、好調の原因は「昨晩よく眠れたから」と話した。「種田の構えに似ている」と言われるのはちょぴり心外らしい。本人は「中3のころから今の構え」というが、長谷川大輔コーチ(26)は「明らかに、最近、テレビで種田選手の打撃を見てからフォームが変わった」と断言する。東大大学院に在学中の青木秀徳監督(33)は「理論的には合っているんですけど、彼以外には勧められないですね」と話していた。【茶木哲】
[2005/7/11/10:05 紙面から]
写真=横浜種田に似た構えから3安打を放った開成の安中
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