メキシコ五輪サッカーで銅メダルを獲得した日本代表のメンバー、湯口栄蔵氏(ゆぐち・えいぞう)が、03年2月2日午後11時54分、奈良市内の病院で亡くなっていたことが分かった。57歳だった。葬儀・告別式は4日に行われた。
湯口氏は大阪市出身で、関大を卒業後、ヤンマーでプレー。MFとして頭角を現し、メキシコ五輪の日本代表メンバーに入った。控えのMFだったが、1次リーグ第3戦のスペイン戦に0−0の後半30分から出場。決勝トーナメント準々決勝で地元メキシコとの対戦を避けるため「このまま引き分けろ」という長沼健監督の指示をメンバーに伝えた選手として知られている。同試合を含め、国際Aマッチ5試合に出場し、1得点を挙げている。
引退後は近大の監督を務めるなどしたが、昨年から体調を崩し療養していた。メキシコ五輪メンバーでは、昨年5月に死去した宮本征勝氏(享年63)に続いて4人目の物故者になった。