ジーコ日本、中田ダミーで遠藤がFK
日本代表MF遠藤保仁(24)が「俊輔直伝」のFKで日本を救う。遠藤が宮崎合宿4日目の29日、右足キッカーを名乗り出た。フェイエノールトMF小野が左足首の負傷で2月18日のW杯予選オマーン戦に招集されない可能性がある。小野不在の場合、遠藤が右足ゾーンの直接FKを任される可能性が高い。レジーナMF中村からFKの極意を伝授されており、ゴール前を固める相手の守備網を「飛び道具」でこじ開ける。
遠藤が、窮地を救う。ドイツW杯に向けての第1関門・オマーン戦を小野抜きで戦う可能性が徐々に高まってきた。相手がゴール前を大人数で固めることが予想され、流れの中での得点機会は自然に減る。右足の正キッカーを欠く最悪のシナリオでオマーン戦を迎える可能性があるが、遠藤が中村から教わったFKで相手ゴール左隅を狙う。
「俊ちゃんから『ゴールは見ないで壁の(左から)3人目の頭を狙え』といわれている」。昨年6月のコンフェデレーションズ杯前だった。FKの練習をしていた時に、自分の球筋をじっと見ていた中村からアドバイスされた。G大阪に戻っても親友の忠告を充実に守り、練習を重ねてきた。W杯に向かう初戦で努力の成果を見せるつもりだ。
中田は直前に合流する。FKの代名詞とも言える中村は以前「イタリアと国際マッチでは使うボールが違うから、慣れるのに3日はかかる」と話しており、中田が出場しても、右足直接FKゾーンでは遠藤が蹴る可能性が高い。当然、相手GKは中田の蹴るタイミングで構えることが予想されるため、中田をダミーにした遠藤のFKはさらに威力を増すことになる。
オマーン戦に向けて体調も順調に仕上がっている。連日の激しいフィジカル練習で筋肉痛の選手が続出する中、遠藤だけは「全然きつくない。チームでやる半分しかやってない感じ。オフの時に体を動かしていたからね」と充実ぶりを口にした。前日28日に24歳になったばかりのジーコジャパンの「秘密兵器」。海外チームからはノーマークの男が、オマーン戦で大仕事をやってのける。【盧載鎭】
[2004/1/30/07:01 紙面から]
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