日本やっとドロー…FW陣不発/親善試合
<国際親善試合:日本五輪代表1−1トルコ選抜>◇26日◇東京・味の素スタジアム
アテネ五輪で36年ぶりにメダル獲得を目指す日本五輪代表が、攻守に課題を残した。A代表経験者6選手を帯同したトルコ選抜に苦戦。0−1で迎えた後半43分、MF今野泰幸(21)のゴールで引き分けに持ち込むのがやっとだった。特に前半はシュート3本の無得点と攻撃の形をつくれず、守備陣でもトルコ選抜の高さ、スピードにほんろうされた。チームはいったん解散し、6月1日にマリ五輪代表と札幌ドームで対戦する。
今野が同点ゴールを奪ったのが救いだった。試合終了の笛に日本イレブンは、疲れきった表情を見せた。山本昌邦監督が目指すメダル獲得へ、課題がはっきりと見つかった。「相手はスピード、テクニックが高いレベルにあった。ハードな守備をしてきたし、体の使い方など参考になる点があった」。確かに相手は強かった。それでも「アテネで目標を達成するには、こういう相手に勝てるのが条件」。山本監督は悲観することもなく、しっかり前を見据えた。
立ち上がりからチャンスらしいチャンスをつくれなかった。前半はシュート3本と決定的な場面も皆無。し烈なFW争いの中で先発した大久保は「もっと相手DFの裏でボールをもられば。まだまだ、課題がありますね」。高松も「今日の内容では(メダル獲得は)厳しい」と反省した。相手の速いプレッシャーに中盤でボールを奪われ、前線へボールを供給できない。中盤が受けに回って、チャンスを生み出せなかった。
アテネでメダルを目指すには、身体能力に劣っていても得点を挙げていかなくてはならない。徳永は「サイドで起点をつくらないとダメ。押し込まれても自分たちのサッカーをできないといけないですね」。那須も「プレッシャーの中で、普通にプレーすること。これを克服しないと目標には届かない」。セットプレーはもちろん、相手ボールを奪ってから手数をかけずゴールへ持ち込むパターン、サイド攻撃、長身選手へボールを当てての2次攻撃、2列目からの飛び出しなど、後半には少しだが光明も見えた。
6月1日には山本監督が「メダルには越えなくてはならない」というアフリカ勢マリとの対戦。トルコ選抜よりも身体能力が高い相手に「コンタクトプレーを避けるようなボール回しをできれば」と同監督。この日の反省をもとに山本ジャパンは進化していく。【岡本学】
[2004/5/27/09:08 紙面から]
写真=後半24分、ゴール前につめた平山はGKメティンのパンチングを顔面に受ける(撮影・加藤哉)
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