ジーコ日本暗雲、俊輔インド戦辞退も
日本代表MF中村俊輔(26=レジーナ)がインド戦を辞退する可能性が出てきた。W杯アジア1次予選インド戦(9月8日、コルカタ)の日本代表候補23人が25日に発表され、アジア杯V布陣を中心に海外組5人も招集された。だがレジーナは疲労性腰痛を理由に中村の辞退を申し入れていることが判明した。小野伸二(24=フェイエノールト)も合流遅れが濃厚で、司令塔コンビに暗雲が漂い始めてきた。高温多湿で雨期のアウエー戦。苦戦した3月のシンガポール戦の悪夢がよみがえってきた。
メンバーを読み上げたジーコ監督は隠すことなく不安材料を口にした。「海外組も日本で合流してもらう予定だが中村は腰が張ってる状態。小野もチームから遠ざかっていた。必要ならインド合流でいい」。
相手は国際サッカー連盟(FIFA)ランク142位(25日現在)で6月の国内戦では7−0と圧勝したが、ここへきて暗雲が漂い始めてきた。
アジア杯MVPの中村はすでにレジーナ側が日本協会にインド戦辞退を申し出ていることが分かった。中村はアジア杯6戦フル出場後も移動日なしで8月中旬のレジーナの日本ツアーに同行。イタリアに戻って強化合宿中に疲労性腰痛が悪化したようだ。
中村は「痛いよ。代表トレーナーにも話した。持病だから仕方ないが痛みはあったりなかったり。行くかどうかはジーコと話してみないとわからないけど」と不安な様子。代理人のロベルト佃氏も「腰に不安があり、過密日程や飛行機での長旅を考えると、できれば辞退したいと考えている」と参戦には消極的。チーム側も「考慮して欲しい」と日本協会に伝えた。
今回はFIFA指定の国際Aマッチで、強制招集することも可能で日本協会の対応が注目される。10月のオマーン戦を最優先すれば、今回は「中村抜き」を選択することも考えられ、ジーコ監督が最終決断を下すことになりそうだ。
小野も五輪参加の影響から試合前日の合流にずれ込むのは必至。ジーコ監督は「あれぐらいの選手なら(チームに)スッと入れる。スタメンで出す」とアジア杯に参加していなかった小野をぶっつけ本番で起用することを明言した。
アジア杯組に高原らを加えたメンバーは31日から国内で調整。直前に入り、練習1度で試合に臨む。ジーコジャパンには不安満載の90分となる。【田 誠】
[2004/8/26/08:49 紙面から]
写真=厳しい表情でインド戦に向けた代表メンバーを発表するジーコ監督(撮影・たえ見朱実)
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