2018年平昌(ピョンチャン)冬季パラリンピック最終予選出場を懸けたアイススレッジホッケーの世界選手権Bプール(2部相当)は3日、北海道苫小牧市の白鳥王子アイスアリーナで決勝が行われ、日本はチェコに0-6で敗れ、準優勝だった。銀メダルに輝いた10年バンクーバー大会以来2大会ぶりのパラリンピック出場を狙う日本。今大会の3位までに与えられる出場権を得ていただけに、中北監督は「最低限の目標は達成できた」と収穫を口にした。

 競技は1チームがGKら6人で、下半身に障害がある選手が専用そりに乗り、両手にスティックを持ってプレーする。今大会はスロバキア、英国を含む4チームが出場。日本は1次リーグで唯一負けたチェコに、この日も機動力と当たりの強さで圧倒された。須藤主将は「課題は山積み。1つずつクリアしていきたい」と来秋開催予定の最終予選を見据えた。

 20年東京大会を控え、パラリンピックへの注目度は増した。監督は「夏冬関係なく、いい風が吹いている。これを足掛かりに、われわれの競技も発展していきたい」と述べた。