2大会ぶりのメダルを目指す日本が、予選から日本新記録とともに世界歴代4位のタイム録を出した。

 予選2組で6レーンから、1走の山県亮太(セイコーホールディングス)がロケットスタートで先行。2走の飯塚翔太(ミズノ)、3走の桐生祥秀(東洋大)が続き、アンカーのケンブリッジ飛鳥(ドーム)が同組のジャマイカの追走を許さず、37秒68。全体2位で決勝進出を決めた。

 シドニー大会から続く5大会連続決勝進出を決め、山県は「日本記録を予選から出せて、いい形で決勝につなげることができた。これを自信にして、また次も頑張りたい」。ケンブリッジも「メダルを取れるように頑張りたい」と充実感を漂わせた。

 中国が、昨年の世界選手権で出したアジア記録(37秒92)を予選1組の37秒82で更新したが、日本はその直後に塗り替えた。世界をみても、<1>ジャマイカ(36秒84)、<2>米国(37秒38)、<3>トリニダード・トバゴ(37秒62)に続く世界4位。19日の決勝に最高の形でつなげた。