1走から山県亮太(セイコーホールディングス)、飯塚翔太(ミズノ)、桐生祥秀(東洋大)、ケンブリッジ飛鳥(ドーム)のオーダーで臨んだ日本が37秒60のアジア新記録で史上最高位となる2位に入り、銀メダルを獲得した。

 アンカーを務めたケンブリッジが所属するドーム(東京・江東区)では社屋内でのパブリックビューイングで、社員やその家族ら約60人が声援を送った。

 ほぼ横一線の激戦でケンブリッジにバトンが渡ると、会場は大歓声に。銀メダル獲得がわかると、さらに大きくどよめきの声が上がった。

 この日はケンブリッジの同期である伏屋遼さん、神戸美緒さん(ともに24)がパブリックビューイングで観戦した。13人いる同期によるLINE(ライン)のチャットは、レース後大盛り上がり。伏屋さんは「普段は気取らずわいわいやる同期。でも(リオに)行く前は『自信しかない。できるから大丈夫、(メダルを)とってくるわ』と言っていた。誇りに思う」。神戸さんは「ボルトと一緒に走っている姿はかっこよかった。いつも『いける』と言っていた。メダルを実現してすごい」とそろって祝福した。