東京都の小池百合子知事は19日午前(日本時間同日夜)、リオデジャネイロでリオ市のパエス市長と面会した後の合同記者会見に、着物姿で登場した。

 オフホワイトと、薄い黄色系の2色をあしらった色合いの着物を着た小池氏は、「着物は、日本の最大のおもてなし。それ(おもてなし)を象徴するものだと思い、今日は着物姿で参りました」と述べ、日本のおもてなしの心を表現するために、着物を着用したと説明した。胸元には、20年東京五輪・パラリンピックのピンバッジも付けていた。

 小池氏は18日に羽田空港を出発する前の会見で、今回のリオ訪問のメーンイベントとなる21日夜(日本時間22日朝)の「フラッグ・ハンドオーバーセレモニー」での服装を問われて、「日本をしっかりPRできるような服装。『日本の勝負服』です」と説明。日本の勝負服=着物を、セレモニーで着用する可能性を示唆していた。

 19日早朝のリオ到着時は、スーツ姿で空港に降り立ったが、会見までのわずかな時間を使って、着物に「お召し替え」した。「本番」のセレモニーに先駆けて、リオ滞在の初日から、着物姿を披露した小池氏。本番となるセレモニーでのファッションには、さらなるサプライズを考えているとみられる。