リオデジャネイロ五輪第11日の体操男子種目別跳馬で銅メダルを獲得した白井健三選手(日体大)が一夜明けた16日、記者会見し「悔いなく終われたので、すっきり起きられた」と笑みを見せた。

 新技「伸身ユルチェンコ3回半ひねり」に成功。喜びは団体総合優勝の方が大きかったとしながらも、課題としていた技でのメダル獲得に「違ううれしさがこみ上げた。壁を乗り越えられた」と達成感を口にした。

 4年後の東京五輪では、エースの内村航平選手(コナミスポーツ)の後継者としての活躍が期待される19歳。「今は航平さんに頼り切り。僕たちが引っ張っていかないといけない」と自覚を示した。