リオデジャネイロ五輪サッカー競技(男子)に出場する日本代表が22日、直前合宿を張るブラジル北東部セルジッペ州のアラカジュに到着した。21日午前11時すぎに東京・羽田空港を出発してから約38時間。上下グレーのジャージー姿でアラカジュ空港に降り立ち、日本の国旗を振った地元児童に歓迎された。

 経由地のロンドンで、アーセナルとの契約のため先に渡英していたFW浅野拓磨(21)、ザルツブルクMF南野拓実(21)が合流。クラブ事情で遅れて合流するヤングボーイズFW久保裕也(22)、発熱で出発を見合わせたMF井手口陽介(19)を除く16選手と手倉森誠監督(48)らスタッフが、まずサンパウロ・グアルーリョス国際空港に着いた。そこでブラジル国内線に乗り継ぎ、計1日半以上かけてキャンプ地に、たどり着いた。サンパウロは気温12度と肌寒かったが、アラカジュでは強い日差しと28度の晴天に出迎えられた。この日の夕方から初練習を行う。

 日本はアラカジュで28日まで暑熱対策に取り組んだ後、ゴイアス州ゴイアニアへ移動。30日にブラジル五輪代表と国際親善試合を行う。その後、1次リーグ初戦が行われるアマゾナス州マナウスへ移動。4日の第1戦でナイジェリア、7日の第2戦コロンビアと対戦。10日の第3戦はバイーア州サルバドルに移ってスウェーデンと戦う。68年メキシコ大会以来48年ぶりのメダル獲得を目指す。(いずれも現地時間)