萩野公介(21=東洋大)が1分56秒61で銀メダルを獲得した。マイケル・フェルプス(31=米国)は1分54秒66で五輪競泳史上初の4連覇を達成、通算22個目の金メダルとなった。藤森太将(25=ミキハウス)は、1分57秒21の自己ベストで4位に入った。萩野は、400メートル個人メドレーの金、800メートルリレーの銅に続く今大会3個目のメダル獲得となった。

 萩野

 もっといい勝負をしたかった。オリンピック6日間を通して戦い切る力がなかった。素直に疲れました。ずっとスピードが出ていなくて、考えても仕方ないと思った。フェルプス選手、ペレイラ選手、ロクテ選手と一緒に最高の場で泳げることに喜びを感じた。

 藤森

 あと少しでメダルだったので、悔しいです。

 ◆萩野公介(はぎの・こうすけ)1994年(平6)8月15日、栃木・小山市生まれ。生後5カ月で水泳を開始。2歳で15メートル泳ぐ。作新学院中-作新学院高。中学時代は計29回も中学記録を樹立。現在も学童(小学生)記録2、中学記録10、高校記録5、日本記録4と計21個の国内記録を保持。12年ロンドン五輪400メートル個人メドレー銅。東洋大入学後の13年世界選手権は7種目に出場し銀2個。今五輪では400メートル個人メドレー金、800メートルリレー銅、200メートル自由形7位。177センチ、71キロ。

 ◆藤森太将(ふじもり・ひろまさ)1991年(平3)8月7日、神奈川県生まれ。静岡・飛龍-日体大-日体大大学院。14年パンパシフィック選手権200メートル個人メドレー10位、14年アジア大会同種目銀メダル。父は日本代表コーチの善弘氏。日本選手権同種目で瀬戸に勝ち、萩野に次ぐ2位でリオ五輪代表権を獲得。176センチ、72キロ。