福原愛(27=ANA)がメダルに王手をかけた。準々決勝で、ロンドン大会銅メダルのフェン・ティアンウェイ(シンガポール)を4-0で退け、シングルスでは初めて準決勝進出を決めた。第1ゲーム、僅差の展開も3点差以上のビハインドを許さず、押し切って接戦をものにすると勢いに乗った。第4ゲームでは、8連続ポイントで圧倒。ストレート勝ちを収めた。

 福原は「1カ月練習してきたことをしっかり出せた。ここはオリンピックなので、何が起こるか分からない。最後の1球まで気を抜くことはなかった」と充実感を漂わせながら振り返った。準決勝ではロンドン金の李暁霞(中国)と対戦する。「昨日、今日といい試合ができているなという自信がある。今日みたいにベストを尽くしていきたい」と自身シングルス初のメダルを目指す。