<第20回>池田激戦V、4度目王座
<2005年12月26日付紙面>
史上に残るデッドヒートを制したのは池田だった。川口オートのSG第20回スーパースター王座決定戦が25日行われ、池田政和(32=船橋)が高橋貢と10周回続いた激しいバトルを勝ち抜き、2大会ぶり4回目のスーパースター王座に輝いた。優勝賞金3200万円を獲得した池田は、今年の取得賞金1億1091万1650円とし、自身初の1億円突破を果たした。
逃げる池田、ぴたりとマークして離れない高橋。1周2コーナーで抜け出した2人がそのまま周回を重ねる。荒尾も3番手で追うが、2人の走りが追撃を許さない。周回ごとに上がるボルテージは、1万8625人の観客を巻き込んで異様な雰囲気を紡いでいく。8周1コーナー。「ワンチャンスと思った」高橋が内をさばき、ついに先頭へ。しかし9周1コーナーでは、池田が内を突いてトップを奪い返した。そのまま最後の直線、高橋が必死に内を抜こうとするが、池田は外全速で許さず、栄光のゴールを駆け抜けた。
池田の勝利の一因に迷った末、選択した枠番の利があった。「自分が先に行ける枠」と選んだ3番枠は、高橋の1つ内。スタートも1回目は1番車の浜野がFでやり直し、2回目はトップSの荒尾にわずかコンマ02遅れの08を決めた。そのスタートが1周2コーナーで先手を取らせた。
道中も離れない高橋を意識したが「すぐ(内へ)入ってこないから相手はあまり余裕がない」と感じていた。1度はさばかれたが、すぐに逆転できたのも、激しいバトルの中で冷静さを失わなかったからだ。
今節は整備で4度もエンジンを下ろした。「こんなことは初めて」と池田。初日朝にはクランクにキズを発見。「頭が真っ白になった」とも振り返った。その試験を乗り切ったからこそ勝利の喜びはひとしおだ。また「最近はいいレースをしてもいつも(負けて)脇役。最後に主役になれて良かったです」と本当にうれしそうに笑った。
これで自身初の1億円突破。「来年は毎レース頑張りたい。大きい大会だけ強いと言われないように」。この気持ちがまだまだ池田を強くする。【中川純】
◆池田政和(いけだ・まさかず) 1973(昭和48年)年2月11日、埼玉県生まれ。93年に23期生としてデビュー。主なタイトルは、日本選手権、スーパースター王座決定戦、オールスターなど。趣味はゴルフ、釣り。性格は頑固。164センチ、51キロ。血液型O。
★高橋貢(2着)車的にあそこ(池田を抜いた8周目)がワンチャンスだった。勝ちたかった。
★荒尾聡(3着)1回目のスタートに集中したが、やり直しになって残念だった。
★伊藤信夫(4着)試走27が出ても勝負になってない。整備力が問題。
★浜野淳(5着)F切るより8着の方がいい。スタートで行っても話にならない。
★若井友和(6着)車もレベルも違い過ぎ。何もできなかった。この優出を来年につなげたい。
★岡部聡(7着)ドドドが一番ひどかった。朝練は音もよかったので残念。
★山田真弘(8着)試走からドドドが出て勝負にならなかった。次は頑張ります。