快速娘ラブミーチャン笠松から桜獲り
オグリキャップ、ライデンリーダーなど数々の名馬を輩出してきた笠松競馬から、また1頭のアイドルホースが登場した。昨年の地方競馬年度代表馬で、風水の第一人者Dr.コパこと小林祥晃氏が所有するラブミーチャン(牝3、笠松・柳江)が、12日の地元重賞ゴールドジュニア(ダート1600メートル)に出走する。デビューから5連勝中の快速娘。最大目標の桜花賞に出るには3月14日阪神のフィリーズレビュー(G2、芝1400メートル=3着までに優先出走権)での権利取りが必要だが、まずはその前に地元で強い姿を見せつける。
昨年の地方競馬の年度代表馬ラブミーチャンが、地元笠松のゴールドジュニアで今年初戦を迎える。デビューから5戦すべてが逃げ切り勝ち。「音速のシンデレラ」の異名を取る快速娘が、最大目標の桜花賞に向け始動する。「体型はダートの短距離向きと言う人も多いだろうが、軽いフットワークから芝もこなせそう」。柳江師は新たな挑戦が今から待ち遠しそうだ。
もともとは中央競馬に登録したが、昨春の段階では栗東の坂路で15-15の調教にさえ苦労した。だが、夏に笠松に入厩してから徐々に才能が開花。能力試験で好タイムをマークし評判馬となると、期待通りの連勝街道をひた走った。「まだ手前替えがモタついたり、腰の甘いところもあるが馬体はすごい。3戦目に京都(500万)で使ったけど、パドックで体を見比べて中央の馬と互角以上と思えた馬は初めて」と柳江師は胸を張る。全日本2歳優駿はテンションが上がりすぎて返し馬ができないアクシデントを克服してのG1制覇。まだまだ底は見せていない。
ミーチャンの馬房の横には、Dr.コパ氏オリジナル開運グッズの祈願書ホルダーが飾られている。中に書かれた願いは「健康で楽しく走って桜花賞へ行こう」。オーナーだけでなく、関係者や笠松のファン一同の思いが込められている。今回は地元でのお披露目的な意味もあるレース。「競馬は何があるか分からないから、絶対に勝つとかは言えません。でも使命感みたいなものは感じている」。言葉とは裏腹に柳江師の言葉は安心感に満ちていた。いつも通りの逃げ切り勝ちで、地元ファンに桜花賞ロードに進む報告をする準備はできている。【高木一成】
[2010年2月9日8時40分 紙面から]
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